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１９９８年７月２０日

1. 失点場面
   　石川のファインセーブの連続でしたが、とうとう、前半ロスタイムにＣＫ から決めらてしまいました。その直後。場内はシーンとしていました。悲鳴 でも怒号でもなく、沈黙。
   　しばらくして。「ブランメル仙台」のコール。相手はアウェーを感じた 事でしょう。

2. 決定力足りない
   　後半は仙台ペース。惜しい場面がありました。
   　記憶しているのは、高田の頭２回。中嶋の頭１回。学のホームラン・ボ レー２発。(_ _;;
   　学は前半にもＤＦを振りきりのシュートがありました。バー上空でした。
   　ゴールネットを２回揺らしたのですが、オフサイドの判定でした。伊藤選手 のシュートは本当にオフサイドなんですかね。

3. 流血からファールの連続へ
   　後半に右サイドをドリブルで突破を試みた瀬川が目の上の裂傷で交替。 私も怒ったよ。これは。肘打ちか蹴りでしょ。ところが、どうやら、犯 人は、去年までウチにいた古賀さんというから、怒りの持って行き場が 無い。
   　このあと荒れましたね。御厨も怒ってもめそうになったし、ファールの 応酬になるし。久保のファールは報復の意図が明確でしたので、赤でもい いかと思いました。
   　ロスタイムは広島のファールの連続でした。
   　とは、言うものの前半に広島のＧＫが負傷交替して、元Ｖ川崎の大石 選手が出てきた訳で、広島の選手にすれば、先にヤッタのは仙台という 意識なんでしょか。

4. 広島の選手の印象
   　柳本。後半に出てきましたが、足が早いし、スローインは遠くに飛ぶ しで、周りの選手とは力が違うという印象がありました。
   　古賀。瀬川についていました。破綻しないプレーをしていました。ク ロスボールの精度、オーバーラップのタイミングは良かったです。広島 で使われていないというのは、実に、もったいない話だと思います。
   　相手は体が大きくフィジカルコンタクトでは劣勢でした。松永は大きいけ れど、スピードは脅威ではありませんでした。

5. 広島の守備の印象
   　広島のプレスは、特に前半は早かったと思う。ショルダーチャージとか の押しあいのところででは、直樹とか中嶋が押され負けしてボールを支配 出来ないところが見えた。
   　阿部のドリブルは安定しておりキープ力はあるが、一人二人とかわす内 に包囲の網が狭くなり、数的優位でボールを奪われる事があった。

6. 阿部君
   　阿部君は相手ＤＦにプレスしません。
   　去年の監督だったら、阿部のプレーは許さず交替だったかもしれません。 去年までは（アンテは別だったが）、草野も大倉も水内も相手ＤＦにプレ スしていました。（途中で、くたびれて交替になるケースも多かった訳で すが。）
   　ＦＷはそうあるべきだとスタンドの人も思うようになっているのか、 阿部君のプレーの姿勢はかなりスタンドの評判が悪く、交替させろという 野次が出ておりました。
   　ただ、守備はしないけれど、ヘディングの競り合いは負けておらず、そ ういう力が温存されていた事を見落としている野次だと私は思っていまし た。
   　前半にスルーパスで抜けてＧＫと１対１になったのは、絶対決めなけれ ばいけないプレーだったと思います。

7. 仙台の攻撃
   　阿部君へパスが出てそのままシュートと言う形はまず出来ません。そう いう場面を作るパスが出て来ないから。
   　阿部君のヘディングは相手に負けていないです。問題は、そのボールが どこに落ちるか予想出来るような精度が無いのか、予想していないのか、 他の選手に合いません。学や高田がこぼれ球を拾えて突破していけば、チ ャンスになりそうです。コンパクトになっていないので間に合いそうにな いかなという印象もあります。
   　阿部君がサイドでボールをもらった時は、キープして時間をつくり、第 ２線目の上がりを待つことができました。そして、中へパスが出ます。
   　高田の頭とかのチャンスはこういう形じゃなかったかと思います。
   　御厨君のオーバーラップはありましたが、センタリングのところで相手 ＤＦを振りきっていないので、いい形になりません。
   　押し込まれ気味だったせいでしょうか、押し上げが遅く、攻撃の厚さが出ま せんでした。ボールを回しているところでのミスもありました。

8. ＧＫ受難
   　広島の先発ＧＫがボールをセーブするところの衝突で負傷しました。仙 台がボールをキープしている間、ＧＫはなんとかプレーの姿勢をしていた せいか、負傷しているのに気付かなかったのか、ボールを外に出すとかし ていませんでした。審判が笛を吹いてプレーを止めたようでしたが、プレ ー再開は仙台の直接ＦＫでしたので、広島の選手はプレーを止める為に反 則をしたのだと思います。

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