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１９９８年９月２６日　　

1. 勝てなかったが、前期に比べれば良くなった
   　５月に等々力にアウェーの試合を見に行ったおかげで、２つの試合を比較す る事が出来ました。ホームの試合で進歩が見えたので、５月に等々力まで行っ た甲斐があったと、ようやく言えます。
   　ただ、先方はペッサリがいないという事で、点が取り易かったという面もあ ったと思います。
   　５月には、中盤で全く競り合いが出来なかったのに、今日は、なんとかなっ ていた時間もありました。特に、後半は川崎もペースを落としていた（あるい は、疲労で落ちた。）ようで、力をつけていけばなんとかなりそうな気はしま した。

2. 予想外の先制
   　川崎のキックオフで試合は開始。
   　いきなり、バルディネイにミドルシュートを放たれるも、先方は我が仙台を 甘くみたか、ウィングバックの後ろをがら空きにして、ラインをハーフウェイ ラインあたりにあげていた。右サイドのスペースにいた阿部にボールが渡り、 ドリブルからシュート。平が触ってゴールイン。凄い！こんな早い時間の得点 （前半１分）は昨年の第３０節対大分戦（前半０分）以来。

3. しかし、すぐに同点にされる。相手は強い。
   　カウンターを仕掛けようと、直樹？から壇？へのパスが出たところに 背後からはるかに速いダッシュで追いつくのが鬼木？。で、ボールを奪われて 形が整わない内に、パス２本位でＤＦラインを破られて失点。最後のパスを出 した選手にも受けた選手にもマークがいなかった。石川もかわされて、ドン！。 ブラジルから買ってきた最終兵器ツゥットが火を吹いた。さすがに値段が高そ うな選手ということで、仕様書どうりの性能を発揮した模様。
   　かつて本田にいたロペスと同様に、フリーにさせてしまうとなす術なし。危 ないと思った時には、もはや手遅れの感が強い。ふかしたりのミスはしない。

4. それでも逆転はされない
   　１８分。２点目は、ペナルティエリア周囲での左右で揺さぶりの効果が発揮。 これを、他の試合でも出来れば、得点力は向上する。右サイドから、斎藤。中 で弾かれ、左の中村？から平のダイビングヘッドでボールのコースを変えてゴ ール右寄りにゴール。凄い！平が２点！とうとう結果を出した。で、ここで、 頑張らないとポジションないよと、高田君にもちょっとプレッシャーになって、 こっちも大化けのキッカケとして欲しい。（その後、高田君は遠征からも外れて しまった。）

5. 悔しい同点
   　またまた、２２分に同点にされるんだけど、これは、ヴァルディネイ。浮き 球のパスを上手く落として、石川の股抜きシュートだった模様。一瞬の事。こ ういう相手と何度か試合する機会が無いと、対処出来ないと思う。ウチの選手 には、これに匹敵する守備の練習相手としての攻撃陣がないと思う。ブラジル で修行でもしないと難しいような気がする。

6. とうとう勝ち越された
   　勝ち越されたのは、４２分。またまた、檀と鬼木のからみが起点だ った模様。左サイドに持ち込まれ、クロス気味にシュート。石川がファンブル した所に走り込んだブラジル製新兵器ツゥットに押し込まれた。最初のシュート が結構、スピードがあり、ボールは濡れていたしで、難しかったと思う。
   　股抜きとファンブルと石川にはショックだったかもしれないけど、さほど取 り乱すようでもなく、名古屋在籍当時、度胸とかメンタルが弱いと言われてい たらしいのだけど、そんな事はもう言わせないというような雰囲気がありまし た。

7. 後半はうまく守られてしまった。
   　ずいぶん攻めたてたのですが、惜しかった。ハンド疑惑プレーもありました。 主審はワールドカップで笛を吹いた岡田さん。
   　阿部は後ろから羽交い締めにされてたけど、笛無し。渡辺はヴァルディネイ を羽交い締めにするもターンされて抜かれそうになり、手で抑えて警告。
   
8. 選手毎の短評
   
   • 平
     動きの中でゴール前に突っ込んで、ボールに触るプレーが持ち味なのかな。 今日の２点はそういうプレー。
   • 阿部
     守備に戻ったり、中盤組み立てたり、頑張ったんですが、最後の時間には、 足がつってしまい、ボールボーイも見かねてと言うより阿部君の要求に応 じて足の筋延ばしに参加していました。今日は、ブランメルのユースの子 かな？でも、ボールボーイにこんな事させてもいいのか。ホームならでは の光景でしょう。
     勝利への意欲がプレーに見えました。
   • 瀬川
     ＣＫを取るにはいいのだが、やっぱり、一人だけ速すぎて、フォローが 間に合っていません。突破してパスを出させるより、スルーパスを受け させてシュートの方がいいと思います。
     ペナルティエリア付近で、倒れるのが大げさで、あれでは、ファールを とって貰えないと思います。しぶとく頑張ってから、倒れないと・・・。
   • 山路
     テレビ中継によると、ハーフタイムにパスの精度について、阿部に怒ら れていたそうです。パスの精度については、８６年のシーズンから課題 だったと思います。クリヤーについては、無難にやったと思います。
   • 学
     運動量は悪くない。守備で間に合っていない。ポジションがずれている。 ぎりぎりにスライディングしても相手も速いから、届かない。 センタリングの精度も課題。練習して欲しい。
   • 伊藤
     次にチャンスがあったら、鬼退治（鬼木に負けるなということ。）して 下さい。
   • 千葉（泰）
     負傷の影響ないようです。
   • 越後
     速い時間で交替してしまいました。太股の裏を痛めたようでした。
   • 御厨
     途中で出て走り回るのはいいです。流れを変えられます。惜しいシュート もありました。ただ、右に左に自由に動くので、本来、いたはずの場所の カバーに他の人が入る為にバランス崩れていました。リスクも高いので、 チームとして研究して欲しいです。
   • ほどんどみんな
     パスのボールのスピードは川崎の方が速かった。ああしない と、Ｊ１にあがっても、勝てないよ！キックの精度と威力をあげないと いけない。そのためにはフィジカルを、最大限に鍛える必要があると思う。

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