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１９９８年１２月７日　　

祝！　公式戦１１連勝！！

1. 寒いぞー。開門遅い〜。
   　リーグ戦と同様にキックオフ２時間前の午前１１時の開門と思ってスタジアムに 出かけたのですが。開門は午前１１時３０分。寒いんだからさぁ、早く開けてよ。 宮城県サッカー協会さん。準々決勝の日は考えないと混乱するよ。

2. 横断幕に厳しい天皇杯
   　いつもは、バックスタンドを賑わす横断幕が完全禁止。寂しい。ゴール裏や コーナーは、よかったらしい。どーんと巨大なブランメルキルトや、松村選 手退団を惜しむ涙を描く赤い横断幕などが登場。
   　ＴＶ中継とか、有料広告とかあったのでしょうか。それとも、フリューゲルス 絡みの抗議などを事前に封じるお触れでも、東京から布告されていたのでしょ うか。前の週に宮城県陸上競技場で行なわれた、１回戦のソニー仙台対アステール 青森の時は、バックスタンドに横断幕があったんだが。

3. 新アニメーションソフト開発かと思ったが・・・・。
   　大型映像装置にブランメルの旗のデザインが大写し。しかもゆっくり揺れている。 新しい画像ソフトを天皇杯の為にわざわざ用意したかと思ったら、バックスタンド の屋根の下に掲揚されているフラッグを大写ししていただけなのでした。

4. 楽観も苦戦へ。
   　開始直後は、すぐ決定的シュート。楽勝かと思ったが・・・
   　阿部がドリブルで抜きまくったりして、今日はスゲーと期待したの でした・・・。
   　しかし、しかし。１０分も過ぎると学生さんは、これはいけると思ったん じゃないか。攻められれば安全第一に外へ出す。その内に、中盤での囲い込 みが機能しだした。決定的ピンチに外してもらって助かったりしてたが、と うとうやられてしまう。
   　失点は、３０分。石川からみて右のサイドでボールをキープされ回され、クリ ヤー出来ずの連続から、関西大学１０番の中村のシュートが、石川の左手方向の ポストに当たってはいりました。
   　いやーなムード。応援する元気なくしてしまいました。さすがに、選手もヤバ イと感じたみたい。若干、動きがよくなる。３６分。中島のドリブルがファール で止められＦＫ。直樹が蹴って、ファーサイドの浩司が頭でフワリと押し込んだ 。入ったけど、欲求不満。この程度の興奮では満足しない贅沢病にかかりつつあ るを実感。ドカーンとやっつけると言うか、叩きのめす強さを見せつけて欲しか った。

5. 後半は、一進一退でイライラ
   　細かい技はプロが上回るものの、献身的動きという事では学生に軍配。
   　両チーム共に決定的チャンスをはずしたりする。
   　もうイライラしたまま試合は終盤へ。勝ち越しは、８７分にデゥバイッチの頭 から阿部のヘッドでした。ゴール前で背面に浮かせたボールがゴールイン。ＧＫ が前に出つつあったのが見えたのでしょうか。

6. 総評
   　関西大学には、タッチライン際での囲い込みでボールを奪われていました。
   　ボールへの囲い込みで遅れを取ってました。このへんの挑戦する意識で大 学生に押され気味になったという印象です。
   　ボールを取られてからの攻撃に決定力がなかったので、助かりました。
   　今日は両ＷＢが上がる機会が多い反面、裏を攻められて、ＤＦが大忙しと いう印象でした。単にはじき返すならいいのですが、ＷＢの裏で、４バック の時のＳＢみたいな守備をするときに心配なプレーがありました。パスカッ トされて独走ドリブルされました。相手が上手かったら、本田技研のバウテ ルや東京ガスの藤山にやられたのと同じように失点に至ったと思います。こ の辺進歩してません。こういうプレーを続けているようですと、ポジションを 奪われ、その結果、来年のいま頃の契約が思いやられるという状況になるかも しれないんで、しっかりして欲しいものです。
   　両チームとも決定的チャンス４・５回外していました。阿部君も２回ボレーを 決められず残念でした。阿部君の事だから絶対もらったとばかりに旗に手をやり歓 喜の用意をしてたんですが、そのまま後ろにずっこけのけぞりました。右サイ ドから良いセンタリングが入ってたと思うし、フリーでしたので決めて欲しかっ たです。

7. 印象に残ったプレー
   
   • 阿部
     　ジャンプの高さをしっかり見る事が出来ました。相手がジャンプして頭 が届き得る上限に達した後、下から頭が一つ抜け出て来てボールに触ってしまうという 感じでした。試合開始直後のドリブル抜きまくりにはビックリ。
     
   • 越後
     　二人に挟まれてもターンして抜けたりしてました。スルーパスを 受けようと相手ＤＦの間をダッシュした瞬間があったのですが、パスを出す 方の選手はその瞬間を全く予想してませんでした。越後と同レベルの閃きを もった選手がもう一人欲しいです。
     
   • 御厨
     　相手２人の間の狭いところをパスを通したりと、技が光ってました。
     
   • デゥバイッチ
     　怒涛のドリブルもでました。さすがにカルロス・デゥンガとかギド・ブッ フバルトと同じチーム（シュツットガルト）にいただけの実力です。後半途中に 結構、手加減なしにスライディングしたら、大学生が痛んでしまって、そのまま 交替となりました。彼が、本気出すとこうなっちゃうのですから、対戦相手の方 は怪我しないようなキレを身に付けるトレーニングが必要です。もちろん、この タックルはボールに行ってましたんで、ファールじゃありませんでした。
     
   • 齋藤
     　鋭いターンをみせていましたし、決定的ピンチでクリヤーしたりと活躍 してました。Ｂマニア新聞が募集していたマンオブザマッチの投票は齋 藤選手にしました。
     
   • その他
     　尚、交替は、いずれも、後半で、
     　学　−−＞御厨
     　阿部−−＞高田
     　警告は、直樹とデゥバに各１枚でした
     

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