最終更新日時:

01/05/05  

感想:ベガルタ仙台  対 京都パープルサンガ


2001年4月8日(日)
2001 J2
第5節
ベガルタ仙台 3 (1-0) 2 京都パープルサンガ 
(2-2)
仙台スタジアム
12,469人


 ちょっと寒かった薄曇りで、時々、日射あり。


 故障で欠場のCBリカルドと渡邉のところに、髪を切った矢畑、飯尾。

 さて、キックオフしてメインスタンドから見て左から右へ攻める仙台。だが、
主導権は京都。ラストパスを仙台が跳ね返しては京都に拾われるの連続。
 3年前なら、守備練習でもしているのかみたいな試合になっただろう。
 ところが・・・13分にマルコスの得点!
  左サイドからのフリーキック。右寄りにいたマルコスが頭で落として、こぼれた
 ボールをヴィエラがキープ。再び、右寄りにいたマルコスにパスが通ってインサイ
 ドキックでネットにズドン。雲行きあすっかり変わってしまった。

 前半早い時間に得点を上げてリードしてしまうなんて・・・・。どうも、
苦しんで苦しんで苦しみ抜いてやっと勝ってうれしいなぁなんて事に慣れた
頭にはいまひとつ、ピンと来ない。おかしい・・・・。あまり燃えない・・。
嬉しいはずなのに・・・・。(贅沢な悩みだ・・・)

 さすがに元J1のチーム。前半は押されていたように思う。だけど、危な
いシュートは打たれなかったと思う。

 後半の試合始まって、京都のフリーキック。距離はあったけどゴール正面。バック
スタンド側に蹴ったんだけど、ライン際にいた京都の選手がまさかここに来るとはと
いう感じで集中力を欠いていてミス。ボールは仙台に。スローインからバックスタン
ド側を攻め込んで、財前が右足アウトサイドでスルーパス。タイミングドンピシャで
マルコスへ。そのまま柔らかくゴール左寄りに決めた。綺麗なゴールだし、財前のス
ルーパスも鮮やかだった。

  これで少し油断したのか、2失点が続く。
後半6分に黒部にやられる。飯尾か矢畑がマークしてたけど、ターンされて蹴り込ま
れた。
 続いて、12分。韓国代表のアン・ヒョヨンにやられる。左サイドの賀谷の背後の
辺り長いパスを出されて、範夫が前に出たところをループシュート。
 範夫触るも弾けず。ボールと範夫は別々にゴールイン。(-_-;;;
 範夫らしい失点ともいえるかなぁ。

  同点になって嫌な気分。2−0からひっくり返された過去の歴史がチラリと浮かぶ
が、今の選手たちは慌てなかったし、体力もまだまだ切れてはいなかった。。

 後半25分頃。賀谷が警告を受ける。自陣内で抜かれたところを後ろから足を引っ
かけた。すぐあとの、後半27分。京都の右の守備の熱田が2枚目の警告を受けて退
場。岩本の足を背後から引っかけた。一人、退場で流れは大きく仙台に傾く。
 退場騒ぎで騒然としている中、財前から蓮見への交代。
 次々と手を打つ清水監督。盛り上がる観衆。後半30分に藤吉から大友への交代。
 後半40分には、賀谷に代えて村田を投入。熱田が抜けた仙台から見た左サイドに
攻撃を集中させる。
 そして、後半43分に歓喜の瞬間が訪れる。
 左サイド。村田→岩本(中央へ折り返し)→マルコス(GKに背を向けた体制でト
ラップ。左周りにターンして左足でシュート。)でゴール!!!!ハットトリック完
成。
  勝利を確信。ロスタイムは3分。無難に守った。

 マルコスがMVPでコーラ1年分受賞。試合前には月間MVP賞も取ってた。
 試合後に感激のインタビュー。3点は、奥さん、娘さん、サポーターに捧げるとの
事。
 線が細くてどうなることかと思ったマルコスであったが、巧い。パワーでドカンと
いうのとも違ってる。周りとよくフィットしている。これからが楽しみだ。


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