最終更新日時：
01/11/08
| ヴァンフォーレ甲府 | 3 | (1-0) | 0 | ベガルタ仙台 |
| (2-0) | ||||
皆様、ＴＶでご覧になったでしょうか。現場に行ってまいりまし た。完敗でした。 敗因の第一は、プレッシャーでしょうか。第二に自然現象。 第三に甲府の速くて献身的プレスとリスクを恐れずコンパクトな ＤＦラインをキープしたこと。第４に、仙台の采配にもあせりかな。 審判は副審がオフサイドの判定が酷いのがあったけど、決定的に それが影響大という程でもなかった。 自然条件は全て甲府サイドに有利になってた。 まず、風。前半は強い向かい風。なのに、後半は弱い追い風。 そして、芝。雨上がりで踏ん張りが利かずズルっとすべる。ボール はよく転がる。ボールを思うようにコントロールできないというの がありまして、長いパスは曲がったり、大きすぎたり、追いつけな かったりと散々でありました。サイドチェンジもうまく出来ないと いう有様。 甲府はサイドで２人以上で囲い込みまして、アーリークロスをフ リーで蹴られるような場面をすべて防いだ。中盤もコンパクトでＤ Ｆラインも高く保持されていて、ＭＦとの距離も近くて囲い込みは いつでもＯＫという感じでした。 最初の失点が全てを決めた。渡辺だろうか、プレスされながらの クリヤーが半端。相手にボールが渡って突破され、ゴールラインへ 逃げる。それで取られたコーナーキックで水平の強いボールを蹴り こまれてドカンと頭。 仙台はセットプレーで、財前、岩本がいないのがモロに効いた。 点が取れそうなキックが出ない。マルコスの高さなら甲府のＤＦは なす術ないはずなんだが、そこにボールが行かない・・・・。 結局、山形で看板越えて財前がもらった警告がじわじわと効いて いる訳で。あの程度で看板越えるようでは、まだまだ甘いという事 なのか？？ 中村伸、直樹とかいろいろ選手を変えて蹴ってたが、ダメ。岩本 みたいに水平で強いボールを正確に蹴る選手が必要。 いつもなら、選手交代は後半２０分位なんだけど、昨日はタイミ ングが早かったような。後半開始早々から光岡投入。その後も同時 に二人かえて森と学を投入して雰囲気変えようとしましたが特に変 化なし。 後は、早く追いつきたい、勝ち点３が欲しいという雰囲気で攻守 のバランスを崩して失点。後半１５分ですでに焦って、時間稼ぎし たい甲府の仕草に選手はイライラをはじめた。これまではこんな時 間帯で焦ったりしないでじっくりやってたんですがねぇ。むしろ、 相手が焦って自滅してくれたりしたような気さえした試合もあった。 この夜は２失点目をくらって、万策尽きたの感があって敗戦を覚悟。 守備を犠牲にして、連続攻撃をして押し込んではいけが、その結 果、ゴール前に甲府が厚い人の壁を築く訳で、シュートコースはど こにも開いていなかった。 ３失点目。後ろから一人フリーで上がって来て、そいつに最後は 蹴りこまれたのですが、マークがいなかった。バランス悪くなって 攻撃にだけ心奪われた結果。 試合終わって選手の表情は深刻。下向いたまま。下手をするとこ のまま崩れるという心配もしてしまう程。学は両脇を抱えてもらわ ないと歩けない程の重傷を負った模様。（プレーは最後までしてた が。） どうもリーグ戦の第４巡目を振り返ると、プレッシャーを早く感 じ始めたチームから順番に脱落していて、仙台がプレッシャーを感 じる時期になったという気がする。Ｊ２でプレッシャーを克服した チームはどこもまだ無いわけで、次は山形もプレッシャーに襲われ ないとも限らない。とくに先制点をとられると１０月の天童での仙 台との試合のように攻守のバランスを崩して失点を重ねるというパ ターンもあり得る。 残り２試合、普段の状態で試合できたところがＪ１へ上がる事に なる。
結果として、以下のような情勢に至る。 １ 京都 ８１ ＋３１ ７６ ４５ ８７ １−３位 ２ 仙台 ８０ ＋２２ ７５ ５３ ８６ １−３位 ３ 山形 ７８ ＋２２ ６０ ３８ ８４ １−３位 確実に言える事は、来年は、 東北地方にＪ１のホームタウンが出現するという事。 それが、一つなのか、二つなのか。 すくなくともゼロはもはやあり得ない。いわゆる東北ダービーが Ｊ２リーグ戦では存在しない訳。Ｊ１で東北ダービーがあるなら 京都はＪ２残留でＪ２関西ダービーが実現。 一番、ありそうなのは、仙台でＪ１やっている時間に天童でＪ ２を開催するとか、天童でＪ１をやっているのと同時に仙台でＪ ２をやるのか。いずれにせよ、近くでＪ１をやられたんじゃ観客 動員は大打撃？第三者的に試合を見る近隣の人はＪ１へと流れて、 ジュビロは凄いとか、アントラーズは凄いとか、それにひきかえ 「（Ｊ２に残ったチーム名）」はダメだとか聞こえるようになる のかも。 神懸り的に勝ってきたんだから、残り２勝するかもしれんし、 ひょっとすると山形がずっこけるかもしれん。あと出来る事と いえば勝利へ向けて応援するのみと思うのだが。 勝負の大舞台は整って来たと思う。最大限に盛り上がって、極限 状態でいい結果を迎えたい。どんな結果が出ても一生忘れられない 日となるのではないか？
そんな場にあなたは立ち会えなくても良いと考えるか？
一生悔やむぞ！！！
やっぱり、最終節。上洛は必要だと思う。
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