最終更新日時：
　　

　　第４審判は、オンリートーキョ発言でニクソンを退場にした吉田氏。
　でも、今日は、濱名主審に感謝ね。そういえば、この方、ブランメルが
三ツ沢でマリノスに勝った時の主審だったりする。宮城陸上競技場でのナ
ビスコカップでのブランメル対市原戦の阪倉退場、中西ダイブのＰＫ判定
もたしか同じ人だったと記憶している。ま、いろいろあるさという訳です
ね。


　判定を巡る因果はまず、後半１０分過ぎ辺り。ゴール前のオフサイドポ
ジションに仙台の選手が一人いて、右サイドからこれに近いあたりをパス
が通過して、左サイドのオンサイドから出てきた選手へパスが渡りチャン
スというところで、シジクレイが何か異議を言ったらしく、そこでゲーム
停止。そして警告。オフサイドだろと神戸の選手が審判を取り囲んだ模様。
スタンドで見ていて、現場では訳がわからず、オフサイドなのかなぁと思
ってたが、後でＴＶ中継の録画で判った次第。まずは、仙台の間接ＦＫと
して左サイドにボールを置く。主審は吉田氏に２回確認の話をしたりして、
なぜか若干右サイドよりのシジクレイがいたあたりからの間接ＦＫで再開。
これからのシュートは岩本が蹴ったんだが、クロスバーにあたり、ゴール
内の地面で跳ねて外に飛び出す。判定は、全部は入ってはいないとノーゴ
ール。こんどは仙台のマルコスが副審に何か言っている。これを止めたの
は、なんと、森！！ここまでで、５分程度、ゲーム停滞。結局、これが長
いロスタイム５分の素になっているとも言えそう。
　このゴールから出てきたボールだが、東北放送が３１日、２３時前に放
送した番組で撮影した映像だと入ってるように見える。主審も副審もゴー
ルライン上に居なかったんで、見えるはずも無いんだが・・・・。


　その後は、ボールを支配するものの、守備に重点を置く神戸が守る。そ
して時々、カウンターで逆襲。だけど、神戸は、延長まで含めると幡戸、
岡野、城と足がつる選手が続出。フィジカル的には仙台有利な感じで終盤
へ突入。
　ブランメル最後の頃は、後半ロスタイムに追いついたりという試合が続
いて連勝。この記憶はサポーターの頭の奥深く摺り込まれていて、何か起
きるんじゃないかと期待しながら、最後の応援を続けるという素になって
いると思う。
　そして、今日。とにかく、後半ロスタイムのレッツゴー仙台の連呼は素
晴らしく、それに応えて選手もよく点をとりに行ってくれた。あわやとい
うピンチの直後に右サイドに居たマルコスへ長いパスが通り、クロスを蹴
りこんだら対峙していたＤＦの左腕にあたりハンドでＰＫ。腕を明らかに
拡げているし故意と判定されてもしかたないだろう。これもＴＢＣが放映
したこ映像をみると、副審が旗を振って主審に知らせていた。ああまで副
審が派手に旗振って（しかも仙台サポーターの眼下で）、これを主審が流
したら、去年の９月の大分戦とか京都戦みたいな騒動も心配しなくちゃい
けなかったかも。この判定の時、本日、最大限のボルテージ声量。５分ロ
スタイムで、手元のストップウォッチは４９分を少し回っていた。マルコ
スが落ち着いて決めて同点。そして、キックオフして即、後半終了の笛。

　興奮はさらに高まり、勝利を目前で逃した神戸の選手は落胆し焦る事を
確信するスタンド。
　だが、延長戦で最初にネットを揺らしたのは神戸。ゴール前で範夫が届
かずヘディングされＶゴールかとも見えたが、範夫に対するファールと判
定されて、取り消しで、ＦＫ。ついている。
　幕切れも判定に感謝。神戸のカウンターかなと思われる場面、メインス
タンドの第四審判の前あたりで、望月だったと思うが、ダッシュで走りこ
むシルビーニョにチャージされて倒れてボールを失う。ファールかと思っ
たか白のユニの選手の動きが鋭さを消す。だが、バックチャージの判定は
なく、プレーは続く。森がこぼれ玉を拾い、即座に左サイドでフリーエリ
アにいる山田にサイドチェンジのパス。ここからゴール前のファーサイド
に長いクロス。ＤＦ２人と競り合いながら山下がゴール左端にヘディング
してＶゴール。地に臥す白いユニフォームの選手。怒涛の歓声のスタジア
ム。

　試合終了後、神戸の監督やコーチ、選手もスタッフの後ろから審判をお
出迎え。何か文句でも言っていたようだ。そりゃ、得点を取り消され、フ
ァール見落としでＶゴール負けと思えば簡単には気持ちが収まる訳がない。
　相手が、どんな気持ちかは、かつての『なぎらキック事件』の時を思い
出せば想像は付く。

Copyright (C)2002 あおば All rights reserved.